桐ダンスからチョー古新聞
2011年03月03日
友禅工房では着物のお手入れをそれこそ「タンスごと」
お預りすることもありますが、先日お預りした桐タンスには
昭和16年7月13日付けの新聞が敷いてありました。

新聞は当時の「新愛知」新聞。
調べてみると1888年(明治21年)創刊の日刊新聞で
今の中日新聞の前身のひとつだそうです。
「前身のひとつ」ということは当然のことですが、中日新聞は
いくつかの新聞社が統合してできた新聞社なんですね。

昭和16年7月13日ということは真珠湾攻撃まであと
5か月ほど。
日本も太平洋戦争に突入間近のまさに激動の時代を
迎えようとしている時期ですね。

なので記事の内容もその多くが戦時体制というか、
アジアの状況や遠くヨーロッパや旧ソビエトの軍事行動
などを報じたもので、その時代の混乱の度合いが窺い
知れます。


そんな中、私の幼い頃にもあった商品の広告なんかも
載っていました。
「ルーロカッシ」いや失礼、「シッカロール」…
いわゆる当時のベビーパウダーですが、幼い頃母親に
風呂上がりなどにアセモ予防に首周りや脇の下あたりに
パタパタポンポンされた憶えがありますね。

私はクラシカルなカメラやギターには興味がありませんが、
お好きな方々にはこんなのや

こんな広告は大変興味深いものなのでしょうね。

他に26年5月25日付けの静岡民報(現静岡新聞?)も
敷かれていましたが、いずれも変色と多少の破れこそあれ、
紙自体は思いがけないほどしっかりしており、保存状態は
とても良い状態であると言えます。
当然、お預りしました着物や帯の状態もご想像のとおりです。

60~70年も前の新聞がこれほどの状態を維持できたのは
まさに「本桐ダンス」の本領発揮、そのすごさを垣間見ました。
普通ならほとんど粉々、ボロボロ状態になっていてもけっして
おかしくはないでしょう。
日頃のお手入れと保管環境の大切さを痛感させられた事例
でした。
以上、きものケアアドバイザー“友禅大使”でした。
見積り無料!お電話一本でご自宅までお伺いいたします!
~きものお手入れサロン友禅工房~
〒430-0926静岡県浜松市中区砂山町345-8
TEL 053-451-5566
FAX 053-451-5568
フリーダイヤル0120-43-1274
お預りすることもありますが、先日お預りした桐タンスには
昭和16年7月13日付けの新聞が敷いてありました。
新聞は当時の「新愛知」新聞。
調べてみると1888年(明治21年)創刊の日刊新聞で
今の中日新聞の前身のひとつだそうです。
「前身のひとつ」ということは当然のことですが、中日新聞は
いくつかの新聞社が統合してできた新聞社なんですね。
昭和16年7月13日ということは真珠湾攻撃まであと
5か月ほど。
日本も太平洋戦争に突入間近のまさに激動の時代を
迎えようとしている時期ですね。
なので記事の内容もその多くが戦時体制というか、
アジアの状況や遠くヨーロッパや旧ソビエトの軍事行動
などを報じたもので、その時代の混乱の度合いが窺い
知れます。
そんな中、私の幼い頃にもあった商品の広告なんかも
載っていました。
「ルーロカッシ」いや失礼、「シッカロール」…
いわゆる当時のベビーパウダーですが、幼い頃母親に
風呂上がりなどにアセモ予防に首周りや脇の下あたりに
パタパタポンポンされた憶えがありますね。
私はクラシカルなカメラやギターには興味がありませんが、
お好きな方々にはこんなのや
こんな広告は大変興味深いものなのでしょうね。
他に26年5月25日付けの静岡民報(現静岡新聞?)も
敷かれていましたが、いずれも変色と多少の破れこそあれ、
紙自体は思いがけないほどしっかりしており、保存状態は
とても良い状態であると言えます。
当然、お預りしました着物や帯の状態もご想像のとおりです。
60~70年も前の新聞がこれほどの状態を維持できたのは
まさに「本桐ダンス」の本領発揮、そのすごさを垣間見ました。
普通ならほとんど粉々、ボロボロ状態になっていてもけっして
おかしくはないでしょう。
日頃のお手入れと保管環境の大切さを痛感させられた事例
でした。
以上、きものケアアドバイザー“友禅大使”でした。
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Posted by 友禅大使 at 14:23│Comments(0)
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