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小紋の汗ジミ修正

2011年02月28日

先日の小紋ですが、衿は綺麗になりましたが、
脇のところに結構しっかりと汗ジミがありました。


小紋の汗ジミ修正


汗ジミは両方の脇の部分にはっきりと出ています。
汗をかいた当初はこんなにはなってなかったはずです。
これが汗のとっても厄介なところ。
目立つシミなら持ち主の方も気になるでしょうが、
汗は乾いてしまえばとりあえずはほとんど分からなく
なってしまう。これが汗の達の悪い?ところなんです。

小紋の汗ジミ修正

当初は目立たなかった汗ジミも時間がたって汗の成分が
酸化して輪ジミや黄変になったりして表面に出てきます。
変色だけならまだしもそのまま放置していると、生地が
弱くなって、そのうち紙みたいにパリパリになることも…。
そうなるとヘタに触ると生地が破れてしまう恐れがある
ので手が付けられずもはや手遅れ状態。

しみ抜き職人のTMさんは、まず生地の状態を確認し、
汗ジミの箇所を霧吹きでシュシュッと水で濡らし、

小紋の汗ジミ修正

生地スレ防止と汚れ落としのために石鹸で適度に泡立て、
「ミズキ」という道具でトントントン、トントントン。
汗ジミの箇所をスレと色泣きに注意しながらトントントン。
汚れを下に敷いたタオルに少しずつ叩きだします。

小紋の汗ジミ修正

ドライヤーで乾かしてみると輪ジミはほとんど綺麗になり
ましたが、まだ変色(黄変)がしっかりと残っています。

小紋の汗ジミ修正
小紋の汗ジミ修正

さて、残った黄変には漂白処理と染色補正が施されます。

詳しくは次回の記事で。



きものケアアドバイザー“友禅大使”でした。



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Posted by 友禅大使 at 14:52│Comments(0)汗ジミ
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